新しい話題

さてDANCEとは縁遠い、政治色の濃い社団法人JATDの話はここまでにして、もう少し明るい話にしましょう。

ただし私が自分のブログに書き残したのは、今日本のダンス教師のレベルが、どの程度のものなのかを、皆様に知っておいてもらいたかったということなのです。

それとJATDとの関係で、後で問題が起きた時に、私の記憶が曖昧で、強く出られないことを危惧して、書き残しておきました。

どうかご了承下さい。

それでは新しい話。

毎年私は、十月になると、ロンドンのロイヤルアルバートホールで開かれる「世界インターナショナルダンス選手権」に観戦に行きます。

昔は自分が出場していたことを思えば、隔世の感があるのですが、流行を勉強に行くのでは無く、世界のダンス界が今どちらの方向に向かって進んでいるのかを確認する、年に一回の大切な渡英なのです。

ついでに近隣諸国の情勢を、肌で感じる為にヨーロッパ列車旅行をするのですが、今年はパートナーの春栄先生が大病を煩った後なので無理が出来ません。

そこでオーストリアのインスブルックにあるチロル地方のリゾートホテルに数日滞在することにしました。

ここは「天・地・人」の気の流れが、理想に近い状態で整っている、世界でも数少ない場所です。

転地療養の場所としては、まさに理想郷ではないでしょうか。

私達は過去、とことん疲れ果てた時は、必ずここを訪れました。

世界にはピンキリで様々な場所があり、様々な民族がそこで暮らしています。

そこにはその地方の常識や政治や宗教があり、私達日本人のそれとは異なります。

だから各地方から出てくるダンスの競技選手の舞踏方法もまさに千差万別で、日本人の舞踏方法もその中の一つなのです。

日本の舞踏方法も昔一世を風靡したこともありました。

しかし時代の要求に応えられず、今は衰退の一途をたどっています。

栄枯盛衰は世の常です。

だからこれからも様々な国が、世界のトップに上がってくることでしょう。

しかしそれに左右され右往左往することは馬鹿げています。

ダンスの進歩は新しいものを吸収し進化を遂げることです。

新しいものは絶対ではなく、古くからあるものに飲み込まれ、新しいファッションとして世界の舞台に登場してくるだけなのです。

もちろん古いものとはイングリッシュスタイルのことで、飲み込まれようとしているのがイタリアンスタイルで、飲み込んだものがワールドスタイルなのです。

そのワールドもヨーロッパ地図が地球儀に飲み込まれ、地球儀が太陽系惑星群に飲み込まれ、太陽系が銀河系に飲み込まれ、銀河系が多重銀河系に飲み込まれることも必然でしょう。

仏教の奥義ではその多重銀河系の集合体が人間の形をしているとまで言っているのですから。

その人間の形が男と女でどう違うか、又、それをどう組み合わせれば各種目になるか等、考えだせばキリがありませんね。

どうぞ秋の夜長、二つの宇宙を組合わせる、壮大なダンスの世界に、夢を馳せて御楽しみ下さい、、、。