インターネットとダンス

インターネットの大手世界企業グーグルの会長が自著の中で「ネット社会は善も悪も生み出す」と言っています。

世界のダンス社会もこのネット社会の驚異的な広がりに多大な影響を受けてきました。

これまでのダンスの学習方法や書籍やVTRやDVD等知識の積み重ねで行われてきました。

そしてその方法は徐々に高齢者の参加難易度を上げ、そのスタイルも頭脳学習から視覚や聴覚に訴えかける感覚学習へと移行してきました。

感覚学習は若年層ほど許容能力が存在する分野です。

そしてこの層がチャンピオンとなり引退してコーチャーとなり次の若年層を引っ張り上げようとします。

しかし今ネット社会はここにPCからスマホへの転換期を迎えています。

つまり家族に一台というPCから一人に一台というスマートフォンへの転換期を迎えているのです。

そしてこのスマホはこれまでの携帯電話に依存していた若者に対しネット社会への参入を容易にしました。

ネット社会においては個人がその学習対象の決定権を持っています。

これまでのコーチングの社会では知識の豊富な高齢層ほど待遇されてきましたが現在では感覚の優れている若年層にその優遇対象が移りつつあるのです。

しかしこれもこれからは様変わりするでしょう。

つまりコーチというのは自分の知識や感覚を上令下達で押し付けるものです。

年寄は豊富な知識を若者は溢れる感覚を切り売りして押し付けます。

しかしこういった教育方法がスマホというネット社会への参入ツールにより不必要になりつつあるのです。

つまり時代は押し付けられる教育から選択する教育へと移っているのです。

若年層は自分の感性に合った情報をyoutube等の無料メディアから取得して模倣します。

つまり教育を選択する時代から模倣を選択する時代へと既に時代は移り変わってきてしまっているのです。

しかし模倣は模倣です。

本物にはなれません。

しかし競技会等では模倣によって育った審査員が模倣の上手い選手に高得点を入れ模倣のチャンピオンを輩出する構図がすでに出来上がってしまっているのです。

恐ろしいことです、、、。

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コメント: 1
  • #1

    Antonina Gongora (金曜日, 03 2月 2017 15:32)


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