盆踊りとナショナリズム

写真は今回の空舞台「今踊」の開催日に参加者に配る団扇です。

図柄は御覧の通り「盆踊り」です。

何故盆踊りの図柄の団扇をDANCEの催しに配るのかというと、実は少し深いわけがあるのです。

盆踊りの発生理由については「目連さんが自分の母が死後苦しんでいるのを神通力で発見し御釈迦様に救いを求め大勢の僧に供養してもらったところ見事救われたのでこれを喜んで踊り狂ったのが源である」等諸説ありますが、「何故母の救済が踊りに結びつくのか?」という疑問が残ります。

私は踊りの起源は「神との交信」「神との一体」「神との合一」にあると考えていますので、盆踊りはその行為によって「先祖との交信」がなされたのではないかと思っています。

日本の場合「山中他界観」というのがあって、「死後の先祖の魂は山に入り時間をかけて清らかになり神となって戻ってくる」と考えられています。

この山中他界観と「今踊」が回帰する場所は大和の魂の故郷である神話の世界におわす「古事記の神々の御許」ということになります。

日本の神様の主神は現在「天照大御神」様ですが、その奥の神話の世界を訪ねてみると「天の御中主の神」という天地創造の神が一番奥におわします。

私が未だにDANCEに対してあくなき追求を続けているのは世界で競技ダンスを戦った場合「日本の現在のナショナリズムの敗北」を悟ったからです。

つまり世界戦略を考えて世界の頂点を目指そうと考えたら彼等西洋キリスト教ナショナリズムの根源にある天地創造の創世記の「混沌の神」に対抗しうる神まで遡らないと駄目だと考えたわけです。

それが日本においては「天の御中主の神」という混沌の神だったわけです。

私が「今踊」の奥に据えているものは大和の国の深奥のナショナリズムへの回帰です。

それが我が大和民族の魂が世界に伍して戦っていく唯一の道だと思います。

そしてそれは日本一国に留まらずそのまま地球のナショナリズムへとつながっているのです。

私はこの可能性を舞踊を通してこれからの若者に伝えたいと思います。

盂蘭盆は7月15日から始まりました。

盆踊りはここからスタートです。

7月20日はその最盛期。

我が玄関先の屋敷神様である吉祥天様の「鳳凰神社」も夏祭り。

そこで神社の神楽祭。

空舞台「今踊」は、今回、DANCE・盆踊り・御神楽のコラボとなりました、、、。